糀仕込み

ひろっちです。

この時期、農業では『農閑期』と呼ばれ、春~秋にかけての「農繁期」と対照的な期間で、どちらかというと畑・田んぼで忙しいというよりは、来シーズンの畑や田んぼの土作り、それから、加工品作りなどが日々の作業のメインになる時期です。

今年も、かまど小屋で干し芋作りが見られたり、毎週週末には本宅の庭先で、10斗樽二つ分の味噌仕込が行われたりしています。今年も8樽分の味噌を仕込むようです。1樽が約60㌔なので、今年だけで約500㌔程度の味噌を仕込むってんですからすごい量です!!

 

そんな味噌や、先日の節分祭の時に頂いた、自家製の「どぶろく」。それから、毎日昼ごはんの後にいさおちゃんが、一日の中で唯一筋肉を使うという(笑) しょうゆの櫂入れをするのですが、そのしょうゆの元など、あらゆる加工品のもとになるものに『米糀(こめこうじ)』ってのがあります。

今週頭には、計3日間かけて、この『米糀』の仕込み講座を受講しました。

 

ここ木の花では、米と大麦を1:1の割合で蒸し上げ、そこにピュアな麹菌をふりかけ、糀室と呼ばれる密室で、3日間かけ丁寧に丁寧に仕込んでいきます。

木の花といえば有名なものの一つに「木の花菌」があります。

木の花菌仕込みの時もそうでしたが、この糀仕込みの講座でも、一様に仰っていたのが

「微生物を扱う作業は、神事である。

 神聖な事をするという気構えを持ち、美しい心で向かうように!!」

ということでした。

 

なるほど、それは納得できるものです。

僕はいつも何かを判断する時に、自然界を手本にします。自然界では脈々としてどのように営みが続いているのか、どのように生かしあって世界は成り立っているのかを見るのです。

そう考えている時によく思うのが、我々人類は、往々にしてこの世界の覇権を人類が握っているかのように思ってしまうものだが、実のところ、最もこの世界の覇者として位置づけるのに近い存在を言うなれば、それは何を隠そう無限とも思えるほどに存在する「微生物君」達ではないかと思うのです。

 

我々人類は、この地球上に60億という個体数にて存在している。

しかし、微生物君というと、手のひらで1掬いした土の中だけでも、それは何万何億という個体数が存在する。

私たち一人の人体の中にも、何億何兆という数の微生物君が存在する。

だったら、この地球上には一体どれほどの微生物君たちが存在するのだろう・・・・・・・・・

おそらくその数を正確に言い表せるものなど誰一人いないだろう。それほどに無限とも思える程の微生物君たちがこの世界にはうずめいていて、彼らなしには、今の命溢れるこの青く輝く地球は絶対に存在し得ないだろう。

そう、我々人類が存在せずとも地球は命豊かに永続していくだろう。いや、むしろ人類などいなくなったほうがよりいのち豊かで輝く地球になるのではないだろうか。しかし、目には見えないが、この無限とも思える微生物君達が一体も居なくなってしまえば、絶対にこの星は『死の星』となってしまうだろう。

 

なんか糀仕込みのブログを書き出したのが、「糀から宇宙へ」話が飛んでしまいましたね(笑

赤峰勝人さんの「ニンジンから宇宙へ」みたいですね^^

 

しかし、そんな宇宙の縮図を、ここ木の花の「こうじしつ」で感じながら、味噌やしょうゆやどぶろくのもとになる糀君を仕込んだのでした。

気持ちを神聖なものにするように、「こうじしつ」を祓い清めるために、僕は心の中で祝詞(のりと)を唱えさせていただきました。

そしてそれを、一緒に受講したまっちゃんと、講師である「やすえどん」に話しました。終わった時やすえどんが「神聖さが増したようで、とってもよかったね^^」って言ってくれました。

 

糀や木の花菌仕込みの時だけでなく、最近は、全ての作業に入る前、そして作業の途中、また一日の始まりや終わりのときなど、いつと限定することなく、大いなる存在に気持ちを向け、働かせていただくことへの感謝を抱き、存分に自分をお使いいただけるようにお願いする毎日です。

そうすると、肩の力が抜け、謙虚に何事にも迎えることが出来るように感じます。

 

そんな気持ちで仕込んだ糀が、何年後かにファミリーみんなの口に入る味噌やしょうゆに生まれ変わるのが、今から楽しみです^^

随分話が展開しすぎた感もありますが、これも書き手のオリジナリティーってことでいいのでしょうか!? いいとしておきましょう(笑

 

てなところで後は写真でお楽しみに下さい^^

 
麹菌は、30℃ちょっとで最も活発に繁殖します

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講師の「やすえどん」と受講生のわたくし
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